今思うと1話序盤の歌を聴いているうちに仁菜が宇宙に飛びだすジャンプのCG画面がひとつの試金石だったと思う。あのいきなり感におそらくすぐに反応できなくてもいい。だんだんあのジャンプの効果が染みてくる筈だから(7話の諏訪の湖のある公園まで仁菜が駆けだすシークェンスはそのひとつの作品内継承として輝いて対応している)。そして、心の高まりを映した少女のジャンプのアニメーションだからといって、たとえば一般的なきららジャンプなどの類を想像してはいけない(きららジャンプが悪い訳ではない)。というようなことを述べてみたくなる1話のジャンプの絵。
仁菜のすきな表情を描いてみた。それにしても「いい表情」が手を変え品を変え満載のアニメだ。
(以下ネタバレ絵あり)
同じ6話サウナでゆだってる顔もいいが、4話すばるがドラムセットの後ろでニッカリ笑って入る顔、桃香に首をしめられつつうれしげな仁菜の顔もたちまち思いだされる。すばるのいい顔は毎回頼もしい。桃香さんは笑ってるともうほっとするのとなにか不安になるのが等分にあり、これもかつて何度か出会ったことのあるキャラクターの造型の余波に胸をくすぐられるもの。