2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

パロ絵3

Kansasのライブ盤ネタ 原作のアートワークは「コンサート後の会場をお掃除する年配の清掃員2人がこうして座ってたぶん興味ないであろうKansasのパンフレットを不審げに読んでる」という、ライブ盤につきものの興奮とか熱狂をユーモラスに相対化した魅力的な…

パロ絵2

Dizzy Mizz Lizzy マイロ先生ごめんなさいネタ 小説家の津村記久子さんがいろんな記事でDescendentsのバンドT着ててウオーDescendents好きの作家がいるのかッ と感動したり、最近ですね。 好きな競技の価値を高める 観戦、大会後も継続して 津村記久子(作家…

パロ絵

元ネタ:エルンスト 元ネタ:Jellyfishの2nd

立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー

「立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー」(ななにのん、2024年)をプレイした。思ったよりいろいろな点を考えさせられた。 store.steampowered.com 『立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー』でヒロインたちが変なポーズを取っている意味はとくにない…

コミュニティー用に前描いたアイキャッチ絵 あれな絵

合間合間にうちの子練

コマのターンの回り方──『とくにある日々』

マンガ技術に対するその作家の態度なり隠れた信仰心などを通じて、あるいは察して、いわば「今的さ」の度合いや関心の深みを私がたはそれとなく気にかけて、ああまた下手に時間を使ってしまった、とぼやいてみたりする。その意味でなか憲人/犬のかがやきの…

離れて見てください──『うみそらかぜに花』

次の画面は大石まさる『うみそらかぜに花』2巻、第13話「敵は本屋さんにあり」に見られるものだ。しかし、絵に移る前にこの回の簡単なあらすじを述べておこう。 13話。扉絵ではアミが本を立ち読みしている。と、本屋に落雷! 「プスプス」と大袈裟な煙のなか…

ラフ絵とラフ絵。水辺と言えばそのうち千葉みなと(https://chibaminato.jp)に行ってみる予定。天沢退二郎の詩はどこに住んでいるかの港の記述と見比べながら。

DrumeoのHearing Songs For The First Timeシリーズの楽しさについて

たまには音楽チャンネルの話をしよう。Drumeoのチャンネルで配信されるHearing Songs For The First Timeシリーズは非常に楽しい企画である。各界のスタードラマーを招待して、そのひとが初めて聴く有名曲に自分なりにアプローチして叩いてもらうというもの…

I'LL(あいる)──『僕は問題ありません』

作品を手に取る。ふつうそして作品は多かれ少なかれ読み手を超えている。早速ひとつの倒錯だ。予想とぜんぜん違うという落差の大きさ自体を作品への評価と取り違えることが起こる。予想と違った(からすごい、新鮮でよかった、めちゃめちゃおもしろかったetc…

あまね、リクの存在から──『ちづかマップ』その2

「マンガになる瞬間」などと切り出すのは、それでも気恥ずかしい。ジャンルの自律性の「屹立」(男性言語)っぷりを作品に即して捕獲してみせてから「ああこれは自律的だね、ジャンルの条件性を優れて摘出しているね」と称揚して済ませられるような時代では…

これがその──『ちづかマップ』その1

泉鏡花の『日本橋』を導入にして衿沢世衣子『ちづかマップ』は始められる。『日本橋』の装丁を手掛けた小村雪岱に話が及ぶ。ちょうどスランプにおちいっている絵描きの先輩の気分転換になればと、その雪岱の暮らしていた日本橋檜物町を訪ねてみようという道…

この学習の片隅、から──『西村ツチカ短編集 アイスバーン』

ん昨日『ゆうれい犬と街散歩』についてかいたあと私もどこかに行きたくなった。水辺がよかった。それで武蔵浦和から美女木経由の街バスに乗り、彩湖および彩湖自然学習センター周辺をひととおり散策してきた。という訳でもっぱら感傷ではなく、干渉がほしい…

浮いて伺う──『ゆうれい犬と街散歩』

第2話「中野編」のしめくくりに中野四季の森公園に主人公が来て、くさむらのなかに気持ちよさげに寝っ転がる。左隣にはいっしょに散歩してくれる「ゆうれい犬」が簡素なフォルムで浮遊しながら見守っている。 (中村一般『ゆうれい犬と街散歩』p.43、トゥー…

「サン=テグジュペリは夢をみる」

すみれちゃん「サン=テグジュペリは夢をみる」(webマトグロッソにて現在5話まで掲載) 時は第一次大戦後の1926年、フランス。ある作家の生涯をモチーフにした夢見る飛行士の物語──。郵便配達会社にパイロットとして採用されたアンでしたが…。 matogrosso.jp…