篠澤広、キタカミ、オーガポン

先日の学園アイマスの篠澤広のプロフィールに出身地・秋田とあって眼が泳いだ。私もアキタランド(©器械)の生まれなのだがそんなことで、無駄に鼻の奥がつんとしてしまった訳である。私はかわいそうだ・・ばか、かわいそう。 かかる凡庸な感傷に環境が見合…

初星学園「光景」MV

学園アイドルマスターというのがどうやら誕生したらしいとは聞いていたがこのMVを今日は見て予定がだめになった。全身がスパーク! びりびりした! それはきっとこのMVにかかわっているすべてのひととこと*1によるのだろう。 ]www.youtube.com このMVに見え…

グリッドとレイヤーのメモ

(……)近代のイメージ体験の全体は、「グリッド」と「レイヤー」の対立として捉えることができるのではなかろうか。 (……)さらに重要なことに、「グリッド」的フレームと「レイヤー」的フレームは、20 世紀のポスターにおける二つの対立するスタイルとして…

本誌でめっきりお気に入りのヤニねこ読んでたら恒例のゲスト祭りでした。安倍先生がいました。まゆ子とニアがでてました。エ!!!!??? 描かせていただきました。よろしくです。 https://t.co/uTqD4UmGCb — 安倍吉俊/yoshitoshi ABe (@abfly) 2024年5月9…

えさしか「豪雨を待つ」

泉鏡花の「高野聖」は洪水を生き延びた者の顛末でもあった。訳知り顔に言っているけれど飛ばし飛ばし読み直してああと気づいただけなので、ださい。 4月に公表された第5回トーチ漫画賞、準大賞にえさしか「豪雨を待つ」が見られる。短編を3つの投稿による結…

絵柄が上演される(そのとき役者は……)

基本無料プレイで持続運営タイプのゲーム「Limbus Company」(Project Moon、2023年)というのがある。過去にロボトミを開発していた韓国のデベロッパーによる作品だ。リンバスのほうは主に初期にプレイしていた。なので最近はもしかしたら様子も違うのかも…

キャラの固有性が背景込みの事例について。 以前べつにふれたがファンアートにおいて背景色込みのパターンがある。MVのファンアートに多い。キャラクター主体の昨今のMV作りでカラーリングと特徴づけの問題からでてくる要素なのかも知れない。「強風オールバ…

仁菜に険

井芹仁菜のフィギュアが発表されて以来その顔貌の険しさについて、ちょっとした言及が増えているようだ。 store.toei-anim.co.jp アニメ本編での仁菜はたしかにある種のほのぐらく、険しい、毒におぼれたような色合いを見せるときがある。顔つきの水準でだ。…

住居の大規模な修繕工事が始まった。ベランダのすぐ向こうに鉄パイプを連鎖した足場がすでに組まれている。カーテンなどこの部屋にはないから丸見えだ(ついでに冷蔵庫もいまだにない。家電も単に買えないのでなく、まず廃品状態の家電の群れがあり、それら…

環境問題再掲

三宅さんの新しい連載がWIREDで始まった。ビデオゲームをデザインする3組のAIの図式はおさらいとして、古今のSFから例を広範に拾ってきてくれる。 wired.jp しかしこうしてみると環境というポイントがやはりせりだしてくるように映る。3種類のAIが入り乱れ、…

期待の描線(タグ名 描線のアイデアにかかわりそうなものをここには詰めておきます)

揺れたり震えたりした線で 丁寧丁寧丁寧に描くと 決めていたよ /サカナクション"新宝島" (へじていと・山岸菜『全部ぶっ壊す』5巻、集英社、2023年) キャンバスの 一望性。 二望性。 三望性 (一読驚嘆?三読讃嘆?どっちが強ェやつだ?かかってこい! (…

ガールズバンドクライ5話まで

私は観ていなかったが友川カズキのドキュメンタリー映画に、競輪の車券に一喜一憂してアパートでついに絶叫するシーンがあるらしい(http://hardasarock.blog54.fc2.com/blog-entry-2225.html)。記事先でも行川が言っているが、友川の「あの声」が轟くアパ…

とくに説明なく、アニメ感想を作中のスケッチ絵こみでアップするスタイルを始めてみた。Misskeyでも言ったがこれはコストがかかる。もっともそれは今のところ私の助けになっていると思う(気軽には量産しえないことも含めて)。ただ大なり小なりネタバレにな…

終末トレインどこへいく?(2024)

電車と言えば路線変更ということになる。 風刺もの(と仮に言っておく)の難点/利点が3話ともなると効率よくジャンルムービーに消化されてみえる。サバイバルもの、家出もの、冒険もの、同居生活もの、寓話の国もの、・・・鉄道もの。 ライトノベルの感想と…

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023)

ミステリというと私が思いだすのはコ型の校舎だ。いや、ミステリーかも知れないしミステリィかも知れないが。コ型とあらためて字にされるとたちまちかすかな呪縛をこうむる。それはT字架のT、Y字路のYと同じで、字が言葉の意味内容ではなく形態だけを借りて…

便所で最近は闘争のエチカを読み返している。ところで「永遠と/延々と」の現代的な用法についてはすでに十分擦られすぎたように思うし今更口にするのも気が引けるが、次の発言を見つけた。 蓮實 言語は言語についていくらでも語れるんです。事実、ギリシャ…

夜のクラゲは泳げない(2024)

ヨルクラとガルクラではそれこそYOASOBIとヨルシカくらい違う(主題歌に後者2組を続けて起用するという、なにか絶句させられるようなアニメもあったが・・・)。つまり視聴経験の上でほぼ関係するところはない。観る前の自分の「印象」とは、そうしてみると…

ガールズバンドクライ(2024)

ハードコアとの関連でファクサインについて個人的に思い出されるのは、LOSTAGEの僕の忘れた言葉達MVのあの印象的な光景だ。 www.youtube.com MVでは、ひとりが「ピースフル」な微笑みを浮かべながらいきなり中指を立てる。すると横のメンバーがその手を握り、ファクの…