2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
空き時間にコツコツ描きはじめたマンガ まずはマンガに慣れてみないか?というもくろみのために汚い絵を歓迎 自分のなかの秋田を鎮めたいということと 原型:
読者の眼には逆さに、高橋ギョウニンベン(「行」の左側のみ表記)先輩の足元に「足の指で天井の/さんをはさんでいる」とテロップがかかれている。一方でフキダシ内のテキストは通例どおりの天地整理に従っていて、私がたは言葉を読むのに支障ない。 (唐沢…
父親が家出する。また逃げた。毎回、連載マンガのネームだけを残して(運がよければ下書きも)。ばかやろお。ふたりの姉妹はアシスタントのあかねの助けも借りてマンガを描き続ける。デジタルネイティブでペンツール遣いの空、冴えた妹。姉の歩未はアナログ…
Vtuberの配信自体は観続けてはいるが相対的に頻度は減った。ただし配信を見るための体勢というか余力がほかに回せるようになっている。たとえばYouTubeというメディアを共有しているネットラジオなどを視聴するのに苦労がなくなった。ということで以前から気…
描かれたイメージが無根拠に散乱しているのではなくとりあえず3次元的な空間に立脚していることを最も手軽に表現したいとき、ひとは手始めに線を一本引いてそれを「地平線」だということにするだろう、というような意味のことを含めた魅力的な文章を鈴木雅雄…
この前投稿したクショ絵。実は最近コンビニ売りのまとめ本でよく学んでいる。酒のほそ道(ラズウェル細木)とか。 長門洋平「『君の名は』の歌声──戦後日本の「メディアミックス」と聴覚文化」(『映画産業史の転換点 経営・継承・メディア戦略』所収)。 長門…
メディアミックスの過程で、コミック原作のキャラクターに声優が声を与えることがある。メディアミックスに関わる作業においてその不当に過酷な部分、不誠実な層もとくに可視化されつつあり議論をあるいは追及を迫られてある現在でもある。それもあって、メ…
新刊。「20世紀初頭、人類のあらゆる知識を収集して分類し、だれもが利用できるようにするという壮大な夢に取り組んだベルギーの起業家、平和活動家ポール・オトレ(1868-1944)」 世界目録をつくろうとした男 | 奇才ポール・オトレと情報化時代の誕生 | み…
我が記憶に不審をおぼえたので先の文章を少し訂正しておきました(がああ)。とにかく今はいろいろ読む。 こうの史代・竹宮惠子・吉村和真『マンガノミカタ』(樹村房、2021年)読む。『フキダシ論』で取り上げられていたので。ムック本サイズで超でかいのが…
手癖でいい。キャラクターの顔をまずは描いてしまう。するとそのキャラクターはすでになんらかの「性格」のようなものを携えて眼の前にいるように感じられる*1。裏から言うと、それがどんな人物かを自分でも知らないまま、新規のキャラクターの顔をすきなだ…
ユリイカの総特集2・5次元(2015年)を読む。鈴木先生の「愛は二・五次元の属性である」が入っている号でもあるが、テニミュの想起から入る藤原論考のでだしには胸をつかれる。このかきだしには、感動させられる。 ミュージカル『テニスの王子様』には、試合…
アニメーション作画法(湖川友謙)。そうなんよな×100くらいの箇所: これは極端なようだけどカメラを固定設定してしまうとこうなってしまう。するともう描けない。へちょいキャラ図像でも描くとき一度この線から上はアオリ・ここから下はフカンみたいに気に…
マンガ研究者の陰山涼さんのサークル ryokageyama.com ううんいろいろ読みたい・・・!とりあえずFLiP vol.1はboothで入手が容易なのでうれしい。 夏目房之介の本をいろいろ最近借りてて。私、夏目さんがある時期まで表現論と同接でとりおこなっていた「模写…
リック・アルトマン、行田洋斗訳「ムービング・リップス──腹話術師としての映画」(1980年)。『表象16』(表象文化論学会、2022年)に掲載されている。 以前べつの場所で、Vtuberの配信における声のでどころについてふれた。Vtuberがおしゃべりを行う。だが…
土居さん編による文化庁のアニメーション研究の手引きを読み返して資料をリストアップ。 2019年度メディア芸術連携促進事業 研究マッピング「研究の手引き」 - メディア芸術カレントコンテンツ もちろん私が研究する訳じゃないけど、ひととおり眼を通してな…
折々気にはしていた知覚現象として、A地点からB地点へと急激に眼を移した際、AとBの間隙(中継点)にあたる部分の見えがよく判らないことになるということがあった。この映像のよく判らなさは夢をうまく思いだせないことにある程度似ていた。 研究者・チーム…
石岡良治、土居伸彰、前川修 、大﨑智史、中村紀彦、大橋完太郎(司会)「共同討議(特集 アニメーション「超」講義! : 現代アニメーション論の先端に学ぶ)」、『美学芸術学論集』第13号、神戸大学文学部芸術学研究室、2017年 https://da.lib.kobe-u.ac.jp/…
キャラクターの顔、すでにひとつの性格を携えて紙の上に現れてしまうキャラクターというものを考える際やはりテプフェールに戻ってみようと、未読だった鈴木先生の論文を読んだ。 鈴木雅雄「キャラクターがやって来る -ロドルフ・テプフェール試論-」(2020…
トーマス・ラマール『アニメ・エコロジー』(上野俊哉監訳・大﨑晴美訳、名古屋大学出版会、2023年)も実は借りてきていた。去年リリースなので一応新刊の範囲でわ・・・。ごつい本文2段組。さすがに時間かかりそうなので先にぱらぱらめくる。ゲーム批評部の…
理論的ディスクールから作品に立ち戻ったときよく起こる目まいだが、拾うべき部分を自分のキャパを超えて増やしすぎて、どこからどう読んだらいいか判らなくなる、不調になる。 私は今「雨宮さん」を読んでいる。 雨宮さん(1) (ゲッサン少年サンデーコミ…
『フキダシ論』(細馬宏通)を少し読みつけて、気分が変わったのでネットカフェにこもってマンガをあさるか迷ったが、結局、近所の漫画会館に行く。暑いというより日差しが強い。それはどうせ暑いということなのだが光の度が過ぎていると言いたい天気だ。肌…
小山昌宏・玉川博章・小池隆太編『マンガ研究13講』(水声社、2016年)、ユリイカの岩明均特集号(2014年)を読む。 www.suiseisha.net 『マンガ研究13講』は目下の関心上、岩下朋世「キャラクターを見る、キャラクターを読む」、増田展大「マンガにみる複数…
上野俊哉編『響像都市の地政学』(青弓社、1990年)を読む。少し考えて今ここから積極的に得てみたい知見・肯定できそうな記述はほぼないと思うに至ったが、「ニューミュージックという現象」(高橋義人)と「ニューミュージックの〈幻象学〉批判」(上野俊…
コロナ以前から二重三重に自己管理の責務を問われて道徳的に眉をひそめられる病があった。虫歯だ。その意味において虫歯に比べればコロナなど相変わらず雑魚だ。綿野恵太が最近そのポイントを突いている。階級問題は私からすると放置というモメントにある。…
読み逃してたのに追いつこうとヒイヒイいいつつ表象16号。この号はアニソンとフレンチフェミニズムのカップリング特集ということで、 www.repre.org 石岡良治、輪島裕介、石田美紀、細馬宏通、橋本一径のアニソン共同討議は大充実。これはほんとにおもしろく…
『賭博の記号論』(新曜社、2018年)から実況に関連するところを読む。檜垣さんがいるので当然ウマ。 杉本「やっぱり馬券が全然売れてないというのはないんで。どなたかがやっぱり買ってらっしゃるんで。一応基本的には全頭をどこかでいってあげないと、俺の…