2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
40年代のブギウギミュージックに早くも高校生から入れこんでいた福原音が、YMOほかの細野晴臣を祖父に持つ細野悠太と大学で出会い、あっという間にふたりでユニークな音楽を組織しはじめるという、最近見聞きしたなかではかなり純度の高い「ストーリー」を抱…
聖剣伝説2リメイクにこの前やっと手をつけた*1。ポポイを見るたび落涙激しい私。私にとってのゲームの妖精キャラはポポイであり妖精キャラの定義はそこで終了していた*2。オイラであり、性別不明。ドワーフの老人に育てられ、かれからの愛称はチビすけである…
冬の火事と聞いてそれぞれ思い描く冬のずれから色紙が散る/服部真里子『行け広野へと』 宝石が純度の高い娯楽だった時代を考える。宝石にも、あえて言えばビデオゲームやボードゲームのようなダイレクトな面白さが期待できた時代を。それがファセット加工に…
www.youtube.com 先日MACCサイト上に映像作家・五島一浩によるPeel-Apart TV Animeの報告が上がった。作家自身の文章から説明を引くと、これは80年代に東映アニメーションに制作された「夢戦士ウイングマン」(原作・桂正和)の原画と完成版の映像をそれぞれ…
ワンパー 飯塚 9雲於 菌と沖 汝吾・・・ うぬら…5人か…!!
今年でた新刊で気になったもの。 ジーン・リン『帰属の美学 板前の国籍は寿司の味を変えるか』: www.u-tokyo.ac.jp 少し前に中川克志さんがニーナ・サン・アイズハイム『声の人種』(未邦訳)という本を紹介していたが(「声を通じて人種を想定する行為がい…
キラーな引用のストックを増やすべく連日MVにかじりついている(言葉のコソ練)。なかでA Tribe Called Quest "Scenario"(1992年)のMVの画面にオヤッとした。古典的なDTMのパラメーターメニューのような、イラスト制作ソフトのツールバーのような。wikiped…
限定的にはマンガの描線に生じる意味、広くは痕跡・絵・画像についての、描線論(仮題)へ向かうためのセルフ課題図書リスト いくつかは読み、多くは眼を通してないです
今思うと1話序盤の歌を聴いているうちに仁菜が宇宙に飛びだすジャンプのCG画面がひとつの試金石だったと思う。あのいきなり感におそらくすぐに反応できなくてもいい。だんだんあのジャンプの効果が染みてくる筈だから(7話の諏訪の湖のある公園まで仁菜が駆…
6話からいよいよルパと智ちゃんが本格的に合流してくる。最高である。画面にいるだけでもううれしい・・・! あまりにいろいろみどころがあっていったん放棄して無心で見た。という訳でどうも感想文をまとめてかくような調子にはならなかった。絵だけ上げて…
先日の学園アイマスの篠澤広のプロフィールに出身地・秋田とあって眼が泳いだ。私もアキタランド(©器械)の生まれなのだがそんなことで、無駄に鼻の奥がつんとしてしまった訳である。私はかわいそうだ・・ばか、かわいそう。 かかる凡庸な感傷に環境が見合…
学園アイドルマスターというのがどうやら誕生したらしいとは聞いていたがこのMVを今日は見て予定がだめになった。全身がスパーク! びりびりした! それはきっとこのMVにかかわっているすべてのひととこと*1によるのだろう。 ]www.youtube.com このMVに見え…
(……)近代のイメージ体験の全体は、「グリッド」と「レイヤー」の対立として捉えることができるのではなかろうか。 (……)さらに重要なことに、「グリッド」的フレームと「レイヤー」的フレームは、20 世紀のポスターにおける二つの対立するスタイルとして…
本誌でめっきりお気に入りのヤニねこ読んでたら恒例のゲスト祭りでした。安倍先生がいました。まゆ子とニアがでてました。エ!!!!??? 描かせていただきました。よろしくです。 https://t.co/uTqD4UmGCb — 安倍吉俊/yoshitoshi ABe (@abfly) 2024年5月9…
泉鏡花の「高野聖」は洪水を生き延びた者の顛末でもあった。訳知り顔に言っているけれど飛ばし飛ばし読み直してああと気づいただけなので、ださい。 4月に公表された第5回トーチ漫画賞、準大賞にえさしか「豪雨を待つ」が見られる。短編を3つの投稿による結…
基本無料プレイで持続運営タイプのゲーム「Limbus Company」(Project Moon、2023年)というのがある。過去にロボトミを開発していた韓国のデベロッパーによる作品だ。リンバスのほうは主に初期にプレイしていた。なので最近はもしかしたら様子も違うのかも…
キャラの固有性が背景込みの事例について。 以前べつにふれたがファンアートにおいて背景色込みのパターンがある。MVのファンアートに多い。キャラクター主体の昨今のMV作りでカラーリングと特徴づけの問題からでてくる要素なのかも知れない。「強風オールバ…
井芹仁菜のフィギュアが発表されて以来その顔貌の険しさについて、ちょっとした言及が増えているようだ。 store.toei-anim.co.jp アニメ本編での仁菜はたしかにある種のほのぐらく、険しい、毒におぼれたような色合いを見せるときがある。顔つきの水準でだ。…
住居の大規模な修繕工事が始まった。ベランダのすぐ向こうに鉄パイプを連鎖した足場がすでに組まれている。カーテンなどこの部屋にはないから丸見えだ(ついでに冷蔵庫もいまだにない。家電も単に買えないのでなく、まず廃品状態の家電の群れがあり、それら…
三宅さんの新しい連載がWIREDで始まった。ビデオゲームをデザインする3組のAIの図式はおさらいとして、古今のSFから例を広範に拾ってきてくれる。 wired.jp しかしこうしてみると環境というポイントがやはりせりだしてくるように映る。3種類のAIが入り乱れ、…
揺れたり震えたりした線で 丁寧丁寧丁寧に描くと 決めていたよ /サカナクション"新宝島" (へじていと・山岸菜『全部ぶっ壊す』5巻、集英社、2023年) キャンバスの 一望性。 二望性。 三望性 (一読驚嘆?三読讃嘆?どっちが強ェやつだ?かかってこい! (…
私は観ていなかったが友川カズキのドキュメンタリー映画に、競輪の車券に一喜一憂してアパートでついに絶叫するシーンがあるらしい(http://hardasarock.blog54.fc2.com/blog-entry-2225.html)。記事先でも行川が言っているが、友川の「あの声」が轟くアパ…
とくに説明なく、アニメ感想を作中のスケッチ絵こみでアップするスタイルを始めてみた。Misskeyでも言ったがこれはコストがかかる。もっともそれは今のところ私の助けになっていると思う(気軽には量産しえないことも含めて)。ただ大なり小なりネタバレにな…
電車と言えば路線変更ということになる。 風刺もの(と仮に言っておく)の難点/利点が3話ともなると効率よくジャンルムービーに消化されてみえる。サバイバルもの、家出もの、冒険もの、同居生活もの、寓話の国もの、・・・鉄道もの。 ライトノベルの感想と…